「難儀な仕事」「難儀するわぁ」のように使われる「難儀する」にはいったいどういった意味があるのかご存知でしょうか?
ビジネスや会話の中でも使われる使われる表現なので、ぜひとも覚えておきましょう。
「難儀する」の意味や使い方・類義語を説明していきます。
「難儀する」とは
「難儀する」は「なんぎする」と読みます。
「難儀やわぁ」というように使う地方もあるため、方言として思っている人もいますが、全国共通して使われている言葉です。
その字面から意味がなんとなく想像できそうな感じもありますが、その意味をみていきましょう。
「難儀する」の意味
難儀(なんぎ)するとは、苦労したり悩んでいる、という意味です。大阪のように「なんぎやわ」とくだけた言い方をする地域もあります。
ビジネスにおいて仕事や計画が上手くいかない場合には「難儀する」「難儀な仕事」と言います。
また「難儀な人」という場合には、面倒事を起こしたり他人を困らせるような人、という意味があります。
難儀するの使い方と例文
- 台風の影響で仕事の進捗具合が難儀する。
- ビジネス誌で「難儀する」という言葉を見かけたので意味を調べてみた。
- 常に迷惑をかける難儀な男とは絶対に付き合いたくない。
- 彼は職場では自分に優しく、他人に厳しい性格だ。そのせいでみんなからは難儀な人だと思われている。
- 借金を背負っている友人の話に「難儀やなぁ」と相槌を打つ。
難儀するの類義語
難儀するの類義語には、「困る」「悩む」「苦労する」「頭を抱える」など困難に直面しているようすを表す言葉があります。
難儀するの対義語
難儀するの対義語には「易化」「容易」「余裕」「円滑」「楽勝」など苦労することなく順調なようすを表す言葉が挙げられます。