「〇〇のどさくさに紛れる」というように使われる「どさくさに紛れる」という言葉ですが、その意味をしっかりと理解できているでしょうか?
普段の生活でも何気なく使われている言葉なので覚えておきましょう。
「どさくさに紛れる」の意味や例文・類義語を説明していきます。
「どさくさに紛れる」とは
どさくさに紛れるという言葉にはプラスのイメージはありません。どちらかというとマイナスのイメージで使われることが多いです。
「どさくさに紛れる」で文章を終えることもありますが、「どさくさに紛れて」という形で使われることが一般的で「どさくさに紛れて逃げる」「どさくさに紛れて盗む」など「どさくさに紛れて~」の後に続く文章にはネガティブな言葉をつけて使われる場合が多くあります。
ではその意味とはいったいなんでしょうか?
「どさくさに紛れる」の意味
どさくさに紛れるとは、「混乱している状況を利用して悪いことをしているさま」という意味です。「どさくさ」には、思わぬ出来事に混乱している状態という意味があり、そこに「紛れる」=その状態を利用して自分の悪事がバレないようにこそこそと行動をする、ということになります。
大規模な災害時のようにただ事ではないことが起こっている状況や、大勢の人が集まっている場所などでは「どさくさに紛れる」ことができます。こうした環境を悪用して、盗みなど悪事を働く人がいるので気をつけましょう。
「どさくさに紛れる」を使った例文
- 盗みを働いた犯人を発見したので逮捕しようとしたが、市場で起こったどさくさに紛れて逃亡してしまったようだ。
- 収賄容疑をかけられていた大物政治家が世間から激しく非難を受けていたが、超人気俳優と女優が結婚したニュースが報道されたことで追及を免れ、どさくさに紛れて国外へ逃亡した。
- どさくさに紛れて悪事を働くのは絶対ダメ。
「どさくさに紛れる」の類義語
どさくさに紛れると同じような意味を持つ類義語には「ちゃっかり」「隙をついて」「混乱に乗じて」「混乱を利用して」などです。
どさくさに紛れて行動する人には要注意です。またどさくさに紛れて行動しなくても良いように、日頃の行ないには十分気をつけましょう。