「成績が頭打ちになる」「年収が頭打ちになる」のよう使われる「頭打ちになる」という表現ですが、どういった意味があるのか理解できているでしょうか?
仕事や学業など様々なシーンにおいて使われる言葉です。
「頭打ちになる」の意味や使い方、例文、類義語を説明していきます。
「頭打ちになる」とは
「頭打ちになる」は「あたまうちになる」と読みます。
もともと金融市場で「頭打ち」という言葉が使われていましたが、そこから年収や学業における成績、人生など様々なシーンで使われるようになった言葉です。
その意味をみていきましょう。
「頭打ちになる」の意味
頭打ちになるとは、能力やお金などの物事が限界に達してそれ以上は増えない、向上できない状態になる、という意味です。また市場などの相場がそれ以上は上がらなくなること、という意味もあります。
年収や仕事で頭打ちになる
「年収が頭打ちになる」「店長で頭打ちになる」といったように仕事において使われる場合、それ以上の年収やキャリアアップが望めない、という意味です。
年収が頭打ちになる=年収が増えない、店長で頭打ちになる=店長から先のキャリアアップが見込めない、出世できないと言い換えることが出来ます。
どちらにせよあまり良い意味ではないため、それから先の伸びしろには期待できません。
市場が頭打ちになる
「株価が頭打ちになる」「地価が頭打ちになる」といったように、経済市場で価格がそれ以上は伸びない、といった場合にも「頭打ちになる」という表現が使われます。
この場合の「頭打ちになる」は「それ以上は高騰しない」とも言い換えることができます。
「頭打ちになる」を使った例文
- 彼は33歳にして年収が頭打ちになったので、収入アップをねらって転職活動をはじめた。
- オークションにて出品した芸術作品が1000万で頭打ちになった。
- 自社株が4000円台で頭打ちになりそうだ。
- 英語の成績が偏差値70で頭打ちになり伸び悩む。
「頭打ちになる」の類義語
「頭打ちになる」と同じ意味をもつ類義語には、「限界に達する」「伸び悩む」「ペースが落ちる」「足踏み状態」「行き詰る」「横ばい」など、数値が上がらないようすを表す言葉があります。