「〇〇界の風雲児」のように使われる「風雲児」という言葉ですが、その意味をしっかりと理解できているでしょうか?
人の説明をするときに多用される表現ですので、意味を覚えておきましょう。
「風雲児」の意味や使い方・例文を説明します。
「風雲児」とは
「風雲児」は「ふううんじ」と読みます。
「児」という文字から子供のことを連想しそうになりますが、年齢は関係なく大人のことも含まれています。
「風」「雲」をまとって天高く登っていけるほどの勢いがある、というところに由来している言葉ですが、その意味をみていきましょう。
「風雲児」の意味
「風雲児」とは、その時代の変化に合わせて活躍をし頭角を現す英雄や豪傑のような存在の人、という意味です。武将を指して使われることが多いですが、現代の実力のある人物を指す際に使われることもあります。
歴史上でいえば、鉄砲や集団戦法などの戦い方を日本でいち早く取り入れた織田信長が風雲児として挙げられます。
歴史の「英雄」以外でも、新しい業界で実力のある人を風雲児とも呼ぶことがあり、たとえばVODやライブ配信サービスなど現代のニーズに合った企業を起ち上げた社長を「時代の風雲児」といったりもします。
「風雲児」を使った例文
- 橋本徹はテレビに出始めた当初、茶髪の風雲児として弁護士が出演する番組で活躍していた。
- 生活が便利になり、技術が発達していくと必ず新たなニーズが生まれ、新たな業界が誕生する。その新しい業界で活躍すると「○○業界の風雲児」として有名になる。
- 風雲児というラーメン屋さんもあるが、地方にはあまり関係のない話だ。
風雲児というラーメン屋さんもありますが、ラーメン業界の風雲児になりたいという意味が込められているのかもしれません。
文字だけをみると難しくみえますが、「風雲児=新しい時代・業界を切り拓いて活躍する人」と覚えておくと理解しやすいですよ。