畳語という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
この言葉を聞いたことはなくとも、日常生活の中で必ず使っている言葉のことを指しているため、覚えておいて損はないでしょう。
「畳語」の意味や例文を説明していきます。
「畳語」とは
畳語は「じょうご」と読みます。この言葉だけを日常生活で使うことはまずないとは思いますが、畳語と呼ばれる言葉たちを気づかないうちに、私たちは日常生活の中でも多く使っています。
その意味を見てみましょう。
「畳語」の意味
畳語(じょうご)とは、同じ単語や言葉を繰り返し使って作られた言葉のことです。畳む=重ねる=繰り返すというところから由来しており、意味を強調するときに使われることが多く、例えば「イライラ」「ムカムカ」「度々」「ガタガタ」などが畳語に含まれます。
畳語という言葉自体を使う頻度は少ないと思いますが、「ハラハラ」「ドキドキ」などのように同じ語を続けて使うことは日常の中でもよくあることです。毎日のように使っている人もいるでしょう。
「イライラ」「ドキドキ」「ハラハラ」のようにそのときの気分や感情を表すときに使うこともあれば、「バクバク」「パクパク」「モリモリ」「バタバタ」など行動をよりイメージしやすいように印象づける効果もあります。
またガタガタという言葉では
- 台風の影響でガタガタと窓が音をたてる
- 道路がガタガタしているのではやく工事をしてほしい
というように1つの言葉でも音や状態など複数の意味を持つ畳語もあります。
現代ではカタカナの畳語を使う機会が多いため、カタカナの畳語がイメージしやすいですが、「山々(やまやま)」「並々(なみなみ)」「青々(あおあお)」などの漢字や「生々(なまなま)しい」「初々(ういうい)しい」なども畳語に含まれます。
畳語を使った例文
- 仕事がうまく出来ずにイライラする
- 草木が青々と生い茂った山々を見ていると気持ちが清々する
- 畳語って同じ言葉を繰り返して使う言葉のことなんだね。
畳語を日常生活の中で何度使っているのか数えてみるのも面白いかもしれません。