お祝いの場で使われたり、安部首相の話の中でも使われたことのある「ことほぐ」という言葉の意味がわかりますか?
普段の生活で使うことのない言葉かもしれませんが、誤用されることも多い言葉です。だからこそ意味を正しく覚えておきましょう。
「ことほぐ」の意味や使い方・例文をわかりやすく説明していきます。覚えておくと恥をかかずに済みますよ。
「ことほぐ」とは?意味
ことほぐとは、祝いの言葉を述べて祝福する、また祝福をするという意味です。漢字では言うに祝うで「言祝ぐ」、縁起のいい寿という字を使って「寿ぐ」とも表記します。
新年のあいさつや入社式・結婚式など祝いの場で使われる言葉であり、若い人が使うよりは年配や目上の人が使うことの多い言葉です。お葬式などしんみりする場で使うのは場違いなので、明るい雰囲気の場所で使うのが好ましいです。
ことほぐの正しい使い方と例文
- 新年のあいさつとして、毎年代表の1名が大勢の前でその年の抱負と新年をことほぐことになっている。
- 結婚式にて長年の交際を得て結婚した新郎新婦に大勢の人がことほいだ。
- 入社式で社長が新入生に向けて長々とことほいだが、退屈そうにしている者もいた。
- 「ことほぐを述べる」という言い方は動詞が2つ重なるので誤った使い方である。
- 小学校でお世話になった恩賜が定年退職をされたので、直接伺ってことほぐ予定だ。
- 両親の還暦をことほぐ。
- ことほぐは寿・言祝という字でも表現できる非常に縁起のいい文字である。
ことほぐの類義語
ことほぐの類義語としては「祝福する」「賛辞」「祝いの言葉を述べる」「祝電を送る」などお祝いをする意味の言葉が挙げられます。
なかなか使いにくい言葉ではありますが、めでたい席で「ことほぐ」を使ってみてはいかがでしょうか。