「彼は万年補欠だ」のようにスポーツの世界で使われる「万年補欠」という言葉ですが、その意味を理解できているでしょうか?
あまりいイメージを持たれない「万年補欠」ですが、本記事で意味を覚えておきましょう。
「万年補欠」の意味や例文を解説していきます。
「万年補欠」とは
万年補欠は「まんねんほけつ」と読みます。
主にスポーツや運動系の部活動で使われる言葉であり、マンガの世界でも頻繁に使われることがありますが、現実世界でも十分あり得ることです。
スポーツの世界に身を置いたことがある人ならわかるかもしれませんが、万年補欠になるとモチベーションを保つのが難しくなります。
「万年補欠」の意味
万年補欠とは、「引退するその日まで1度も試合に出ることのなかった選手」という意味です。野球やサッカーなど複数人で行なうスポーツで発生し、シングル戦があるスポーツでは起こることはまずありません。また選手が足りていないチームでも、万年補欠が誕生することはありません。
「万年=ずっと」「補欠=予備の選手」という意味なので、例えば高校生であれば1年生で入部してから3年生で退部するまで、1度も試合に出たことがない、という選手のことです。部員が多く層も厚い強豪校では頻繁に起こります。
基本的にはベンチ入りする選手のことを指し、試合に出なくとも他の選手のサポートをしたりなど試合以外の部分で活躍する場面が与えられているケースが多いです。
高校のときは万年補欠でも、大学に行ってから才能が開花してプロ入りする例もあるので、万年補欠=ダメな選手というわけでは決してありません。
「万年補欠」を使った例文
- 自慢じゃないけど、小中高と続けていた野球では万年補欠だったよ。
- 野球漫画では、中学時代万年補欠だったのに高校へ上がると才能が開花することがよくある。
- 万年補欠でも150キロを投げる剛腕投手もいる。それがマンガってやつさ。