「人生のターニングポイントになった」「あなたのターニングポイントはいつですか?」といったように使われる「ターニングポイント」という言葉の意味を理解できているでしょうか?
偉人のエピソードで登場することはもちろん、誰にでも訪れる可能性があるものです。特に就活の面接や筆記試験などで問われることも多い言葉なので、ぜひ覚えておきましょう。
「ターニングポイント」の意味や使い方、例文、類義語を説明していきます。
「ターニングポイント」とは
「ターニングポイント」は英語で「turning point」と表記されます。
「ターニング」には方向転換や回転といった意味があり、それに「ポイント」がくっついて「ターニングポイント」もこれと似たような意味をもちます。
特に「人生」「結婚や恋愛」「就活」「入学」など、誰しもが通過する大事な出来事において発生することが多く、生きている中でおそらく99%の人が経験すると思われます。
ではその意味をみていきましょう。
「ターニングポイント」の意味
「ターニングポイント」とは、人生や計画などにおいてその後の結果を180度変えてしまうような、大きな出来事やきっかけ、分岐点や岐路(分かれ道)という意味です。
たとえばですが、「あのとき恩師と出会ったのが私の人生のターニングポイントになり、今こうして素晴らしい絵が描けるようになった」というように、良い意味での「きっかけ」として使われることが多く、ネガティブな意味ではあまり使われません。
人生でいうと、「入学」「卒業」「就職」「転職」「結婚」といったように、生活環境が大きく変わる場面でその人にとっての「ターニングポイント」が訪れる場合が多いです。
また上記の「出来事」以外にも、「人との出会い」「物との出会い」「新しい経験」「異文化との交流」もターニングポイントになる場合があり、人の数だけターニングポイントがあるともいえるでしょう。
「ターニングポイント」の使い方と例文
「ターニングポイント」を使った例文を紹介していきます。
- 高校生のときに、野球の地方大会で敗れたことがターニングポイントとなって猛練習し、その結果プロになれた。
- 就活で「あなたのターニングポイントは何ですか?」と質問されたので、海外留学したときのエピソードを披露した。
- 就職した企業でパワハラを受けたことがターニングポイントとなり、ホワイト企業へ転職する決意を固める。
- 今の夫と結婚することになったターニングポイントは、付き合い始めてから1年経ったときに夫がくれたプレゼントだった。
- 今思い返せば、彼女に告白されたときが私の人生のターニングポイントだったんだ。あのとき選択肢を間違えなければ、今頃こんなことにはなっていなかったはずだ。
人によってそれぞれターニングポイントは異なりますが、いろんな経験をしていろんな人と出会うことが、その後の生き方や人生観に影響を与えることは間違いありませんね。
「ターニングポイント」の類義語
「ターニングポイント」と似たような意味を持つ類義語には、「岐路」「きっかけ」「転機」「分岐点」「運命の分かれ道」「変わり目」「転換期」「選択肢」などがあります。
あまり難しく考えずに、「ターニングポイント=きっかけ、運命の分かれ道」だと覚えておけば間違いありません。
人生においていつ・どれだけターニングポイントが訪れるのかはわかりませんが、悔いのない選択をするようにしましょう。