「タイムリーな話題」「タイムリーすぎて」「タイムリーなニュース」のように使われる「タイムリー」という言葉ですが、現代では日常生活で当たり前のように使われるカタカナ語となっています。
その意味がわかるでしょうか?
「タイムリー」の意味や使い方を例文と一緒に説明していきます。
「タイムリー」とは
「タイムリー」は英語で時間という意味の「time」が「timely」と形容詞化されたもので、英語と日本語どちらでも同じ意味として用いられている言葉です。
野球用語としての「タイムリー」、日常生活で使う「タイムリー」どちらもありますが、2つの意味をそれぞれみていきましょう。
「タイムリー」の意味
「タイムリー」とは、時期や時勢に合っているという意味で、さらにわかりやすくいうと「タイミングがよい」という意味になります。たとえば「タイムリーなニュース」は、まさにちょうど旬であるニュースという意味です。
タイムリーなニュース
「タイムリーなニュース」とは、ちょうどそのときに世間や巷で盛り上がっているニュース、という意味になります。
たとえば芸能人が続けて何組も結婚したことに対して世間が賑わっているときに、他のスポーツ選手も結婚したとしましょう。結婚で盛り上がっているときに、さらに他の結婚のニュースが舞い込んでくる、これを「タイムリーなニュース」と表現します。
ビジネスにおけるタイムリーとは
ビジネスで「タイムリーに対応する」とは、その時々に合わせてすぐ対応するという意味であり、「タイムリー=臨機応変に、すぐに」という意味で覚えておきましょう。
「タイムリーすぎて」
会話の中で「タイムリーすぎて笑えない」ということがあります。この場合の「タイムリーすぎて」とは、「最近の自分にとって身近な話題すぎて」という意味です。
たとえば、自分が1時間前にいた駅で何か事件が起きたとします。つい先ほどまで自分がいた駅で事件が起きた、ということをネットニュースで知り、「もしかしたら自分も巻き込まれていたかもしれない」という可能性があり、身近な話題で他人事ではないと感じたときに「タイムリーすぎて」と表現します。
野球における「タイムリー」
野球では「タイムリーヒット」のように使われます。野球の場合のタイムリーヒットとは「適時打」と訳され、ランナーをホームに生還させるヒットや打球のことを指しています。
「タイムリー」の使い方と例文
- 最近痩せようと思っていた自分にとって、「あの巨漢芸人がダイエットを開始!」というニュースはタイムリーすぎた。
- 先日訪問した不動産会社で「横領事件」というタイムリーな出来事が起こってしまった。
- いい報告・悪い報告もすぐに行なう「タイムリーな対応」はビジネスの基本である。
- A選手が放ったタイムリーツーベースによって追加得点が入り、見事チームは勝利した。
「タイムリー」の類義語
タイムリーの類義語には、「適切」「タイミングよく」「ピッタリ」「ジャスト」「ちょうどよく」「季節に合った」「旬の」「トレンドの」「話題の」といった言葉があります。
「タイムリー」の対義語
タイムリーと反対の意味を持つ言葉には、「季節外れ」「時期遅れ」「遅い」「手遅れ」「タイミングが悪い」「間が悪い」「アンタイムリー」などがあります。