「キャッチ―な言葉」「キャッチ―なファッション」のように使われる「キャッチ―な」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
一部では死語とも言われている表現ですが、まだまだ使う人もいるためその意味を覚えておきましょう。
「キャッチ―な」の意味や使い方・例文・類義語・対義語を説明していきます。
「キャッチ―な」とは
「キャッチ―な」という表現はファッションや映画、出版社などのビジネスシーンにおいて使われることが多い言葉です。
「つかむ」という意味の「キャッチ」の語尾を伸ばして「キャッチ―」という言葉になりましたが、「キャッチ」という言葉の意味と似ているので、勘の良い人ならばなんとなくその意味がわかるのではないでしょうか。
「キャッチ―な」の意味をみていきましょう。
「キャッチ―な」の意味
「キャッチ―な」とは、見る人や聞く人の心をつかむような魅力的な、という意味です。「つかむ」という意味の「キャッチ」から派生し「人々の心をつかむような」というニュアンスで多用されています。
「キャッチ―な」の後には名詞が続くことが多く、以下のように使われることが多いため、それぞれどういった意味で用いられているのか説明していきます。
- キャッチ―なフレーズ
- キャッチ―な言葉
- キャッチ―なデザイン
- キャッチ―なファッション
「キャッチ―な」の使い方と例文
キャッチ―なフレーズ・言葉
- キャッチ―なフレーズを新しい商品PRに使用した。
「キャッチ―なフレーズ」という場合には、「1度聞いたら忘れられないような印象に残るフレーズ」という意味です。
映画や商品に付けられるキャッチコピーと同じようなものだと考えてください。お菓子でいうならば「1度食べるとやめられない」といったフレーズや、映画のPRで用いられる「全米が震撼した」のような興味を引き付けるフレーズが「キャッチ―なフレーズ」に該当します。
キャッチ―なファッション
- キャッチ―なファッションをして歩き回るのが日本のハロウィンだ。
「キャッチ―なファッション」という場合には、「独特な世界観があり人目を引くような奇抜な衣装」という意味です。
「お肉で作ったドレス」「トイレットペーパーで作られたウエディングドレス」など、ファッションショーでモデルが着用するような奇抜な衣装に対して「キャッチ―なファッション」と称されることがあります。
キャッチ―なデザイン
- キャッチ―なデザインの家を手掛けたのは建築業界でも有名なあの人だった。
「キャッチ―なデザイン」とは、「他とは明らかに違う目立つ・奇抜な外観やデザイン」という意味です。
建築物やポスターなど、そのデザイン性が重要視されるような部分に「目立つ要素」を入れているデザインのことです。
たとえば「潜水艦のようなデザインの家」は他と違って明らかに目立ちますよね?そういった者に対して「キャッチ―なデザイン」といったりします。
「キャッチ―な」の類義語
「キャッチ―な」の類義語には、「目立つ」「人目を引く」「興味をそそる」「奇抜」「心をつかむ」「印象に残る」「忘れられない」「個性的」などがあります。
「キャッチ―な」の対義語
反対の意味をもつ対義語には、「平均的」「当たり障りのない」「無難な」「普通」など目立たないようすを表す言葉があります。
「キャッチ―な」を使う人が少なくなってきたという指摘もありますが、それでも意味を覚えておけばいざというときに役に立つことでしょう。