「指定のテンプレートを使いなさい」「メールのテンプレートを用意しておいて」のように使われる「テンプレート」という言葉ですが、いったいどういった意味があるのかご存知でしょうか?
「テンプレ」とも略され、ビジネスをはじめ様々なシーンで使われる言葉なので覚えておきましょう。
「テンプレート」の意味や使い方、例文、類義語を説明します。
「テンプレート」とは
「テンプレート」は英語で「template」と表記します。
4文字に略した「テンプレ」のほうが使われる機会が多く、会話などではこちらの略語が主に使われます。
「履歴書のテンプレ」「ツイートのテンプレ」など様々なテンプレートが用意されていますが、その意味を見ていきましょう。
「テンプレート」の意味
「テンプレート」とは、「固定化された様式」や「雛形」など、何度も使いまわせるようにあらかじめ作成された見本のことです。定型文ともいったりします。
名前や一部分だけを書き換えれば使いまわせるようなメールを「テンプレメール」といったり、また「テンプレ=毎回同じ=退屈」ということから派生し、型にハマって同じことしか言えない人を「テンプレ人間」と言います。
ビジネスメールのようにある程度形式が決まっている場合にはテンプレを使っても良いですが、結婚式のスピーチなど人生の大事な場面においてはテンプレを使うのは好ましくありません。
ネットでいうテンプレとは
ネット掲示板において過去に流行った書き込みや話題になった文章を保存し、ここぞという場面でその文章をコピペする人たちがいます。そのときに貼られる文章をテンプレと言います。
また「ここまでテンプレ」とは、掲示板において今までに何度も繰り返されてきたコメント、いわば茶番のようなコメントが続く場合に「ここまでテンプレ」という書き込みがされます。
「テンプレート」を使った例文
- 就活で挨拶としてテンプレメールを使うのは良いが、志望動機のテンプレを使うのはマズイ。
- いつも同じ内容の文書を作成しているので、作業が楽になるようにとテンプレートを作成した。
- ネットで炎上すると必ず書き込まれる文章に対して「テンプレですね」とコメントがついていた。
- アニメTシャツにチェックシャツ、さらにリュックサックからアニメのポスターがはみ出ている人と遭遇した。オタクのテンプレートのような人だった。
- 事前に作成したテンプレ通りに質疑応答を進めた。
「テンプレート」の類義語・言い換え
「テンプレート」と同じ意味を持つ類義語には、「定型文」「雛形」「見本」「典型」「フォーマット」「決まった形式」「決まった書式」などがあり、これらとも言い換えることが出来ます。