「通りすがり」とは?
通りすがりの~という形で使われる言葉ですが、その意味を正しく理解して使えているでしょうか?
「通りすがり」の意味や使い方・例文をわかりやすく説明していきます。
「通りすがり」とは?
「通りすがり」は「とおりすがり」と読みます。
よくある読み間違いですが「とうりすがり」のように「とおり」の「お」を「う」と読んだり書いてしまう人がいます。
間違ったか読み方だと、スマホやPCで入力しても正しく変換されないことがあるため気をつけましょう。
「通りすがり」の意味
通りすがりとは、偶然そこを通ること、という意味です。また「通りがかり」も通りすがりと同じ意味で使われます。
例えば「通りすがりの旅人」とは、たまたまその時にそばを通った旅人という意味です。ドラマや小説内で使われることの多い表現ですね。
また「通りがかりに古本屋へ寄る」とは、たまたま近くへ来たついでに古本屋へ寄る、という意味で、どちらも意図して近くに来たわけではなく「偶然」という意味が含まれています。
ただ偶然とはいえ、「通りすがりを装ってターゲットへ近づく」というように、偶然だと見せかける「通りすがり」もいるため、通りすがりの人が全員たまたまそこにいる、という保証はできません。
通りすがりの使い方と例文
- 通りすがりの人をぼーっと眺めていた。
- 道に迷ってしまった。どうしたものかと困っていたら、通りすがりの商品が「どうしたんだい?」と声をかけてくれた。
- しかし通りすがりの商人は、実は「通りすがり」を装っていただけで、本当の目的は困っている人へ近づくことだったようだ。次からは気をつけなければ。
- 仕事の都合で久しぶりに鎌倉へやってきた。会場への通りがかりに美味しいお菓子のお店があったので立ち寄ることにした。
通りすがりの類義語
通りすがりの類義語は、「通りがかり」「何気なく立ち寄る」などです。
普段歩き慣れている道であっても、通りすがるのではなく普段とは違う視線で見てみると新しい発見があるかもしれません。