「惚気(のろけ)話を聞かされる」「友達が惚気(のろけ)ている」のように使われる「惚気る」という言葉ですが、おもに異性間の話題で使われる言葉になります。
なんとなく「惚気る」の意味がわかっていても、正確な意味を理解できていない人もいるのではないでしょうか。
「惚気る」の意味や使い方・例文・類義語を説明していきます。
「惚気る」とは?
「惚気る」は「のろける」と読みます。「惚気」が動詞になったもので、カップルや夫婦間など異性の話題で使われることの多い言葉であり、人前で話すとあまり良く思われない言葉でもあります。
ではさっそく「惚気る」の意味をみていきましょう。
「惚気る」の意味
「惚気る(のろける)」とは、夫婦や自分が付き合っている人など、自分のパートナーのことを他人に得意気に自慢する・話すという意味です。こういった話を「惚気話(のろけばなし)」とも言います。また「惚気る」には欲望におぼれるという意味もあります。
「妻の可愛いところを同僚に惚気る」「延々と惚気話を聞かされた」のように表現されますが、日本においては「人の惚気話=ウザい」という風潮があるため、話すときにはその相手に配慮する必要があります。
惚気るの使い方と例文
- 友達がいつも彼氏とのエピソードを惚気てくるんだけど。いい加減ウザいのでやめてほしいな。私ここ数年ずっと1人なんですけど?
- 同僚は結婚して20年にもなるが、いつも奥さんの良いところを惚気てくる。未だに夫婦仲が良いというのはある意味羨ましくもあるね。
- 彼氏がいない友人に惚気話をするのは極力控えるようにしている。
- おじいちゃんおばあちゃんの歳になっても惚気話ができるって素敵だと思わない?そういう歳の重ね方をしたいものだ。
惚気るの類義語
「惚気る」の類義語には、「自慢する」「得意げに話す」「自信満々に話す」など嬉々と話す様子を表す言葉が挙げられます。
惚気るの対義語
惚気ると反対の意味を持つ対義語には、「批難する」「喧嘩する」「嫌悪する」など仲が好ましくないような意味の言葉が挙げられます。
本人からすれば惚気話をしたいという気持ちがあるのでしょうが、求められてもいない惚気話をすると他人から嫌われることもあります。惚気るときには気をつけましょう。