涙腺崩壊(るいせんほうかい)とは?主にネット上で使われる表現ですが、意味を理解して使えていますか?
「マンガを読んで涙腺崩壊した」のように用いられる表現ですが、なんとなくは理解できても正確な意味をわかっているでしょうか。
涙腺崩壊の意味と正しい使い方・例文をわかりやすく説明していきます。
「涙腺崩壊」とは
涙腺崩壊は「るいせんほうかい」と読みます。「>>2の不幸すぎる環境に涙腺崩壊」と匿名掲示板で使われたり、【涙腺崩壊注意】のように記事のタイトルとして使われることもあります。
ネット発の言葉で現代では死語となりつつありますが、その意味をみていきましょう。
「涙腺崩壊」の意味
涙腺崩壊(るいせんほうかい)とは、涙腺が崩壊してしまうほど涙を流しているようす、また涙腺が壊れるほど号泣してしまいそうなようす、という意味です。泣くよりも号泣といったニュアンスが強く、悲しい話に同情するような使われ方もあります。
文字通り「涙腺」が「崩壊」するほど涙を流すようすを指していますが、「嬉しすぎて涙腺崩壊」という感動による場合、「フラれて涙腺崩壊」のように悲しみによる場合、そして「あまりの恐怖に涙腺崩壊」など怒りや恐怖による場合のどれでも使える言葉です。
「フランダースの犬を思い出すと涙腺崩壊しそう」というように、実際に泣かなくとも「泣きそう」という意味で涙腺崩壊を使う場合もあります。
そのため匿名掲示板においては「>>76の話で涙腺崩壊」というように書き込みがあったとしても、その書き込んだ本人が泣いているとは限らず、真顔の場合もあります。このように「お涙ちょうだい系」の話に対して同情するような意味合いで「涙腺崩壊」とコメントすることもあります。
涙腺崩壊の正しい使い方と例文
- 念願だったツアーチケットが当選して涙腺崩壊。
- アニメの最終回にて、主人公とヒロインがめでたく結ばれ涙腺崩壊した。
- 事件の真相を聞き、あまりにひどすぎる内容だったため涙腺崩壊しそうになった。
涙腺崩壊の類義語
涙腺崩壊の類義語としては、「号泣」「泣きじゃくる」「涙が枯れるほど泣く」「声を上げて泣く」など、ひどく泣いている様子の言葉が涙腺崩壊と同じ意味として挙げられます。
使用頻度は少ないため、みかけることが少なくなってきた言葉でもありますが覚えておくといいでしょう。