「胸熱」とは?「胸アツ」とも表現され、ネット上などで「この展開は胸アツ」というような使い方をされる言葉ですが、果たしてその意味とは?
なんとなく使ってはいるものの、良く意味が分からないという人はこの機会に覚えておきましょう。
「胸熱(胸アツ)」の意味や使い方・例文・類義語をわかりやすく説明していきます。
「胸熱(胸アツ)」とは
胸熱は「胸アツ」とも表現され、「むねあつ」と読みます。「胸アツな展開」「胸が熱くなってきた!」などという使われ方をします。
2010年前後に2chにて頻繁に使われていたネットスラングでありますが、Twitterなどでも使われるようになり、使用頻度は下がりましたが若者を中心に現代でも使われています。
そんな「胸アツ」ですが、その意味をみていきましょう。
「胸熱(胸アツ)」の意味
胸熱(胸アツ)とは、「胸が熱くなる」の略であり、喜びや感動によって気持ちが高ぶるさま、また期待をしているようすを指す言葉です。胸熱、胸アツともに意味は同じです。
2ch発祥のネットスラングとされており、アニメやスポーツで1番盛り上がるシーンや、クライマックスを迎える場面にて「この展開は胸アツ」というようなコメントの書き込みが匿名掲示板にてなされていました。
本来はアニメやアイドルなどを称賛する意味で「この二人の共演は胸アツ」「フリーザを倒すとか胸アツだわ」というように使われていましたが、芸能人や政治家などの不祥事で今後の展開が気になるような出来事に対し「〇〇が逮捕されるとか胸アツな予感」と皮肉を込めて使われる場合もあります。
胸熱(胸アツ)の使い方と例文
- やよいといおりがユニットを組むなんて胸アツすぎる展開だわ。プロデューサーもっと頑張れ。
上記では、アイドルマスターというゲーム内のキャラクター2人がユニットを組むことに対して、感動を表している意味で「胸アツ」と表現されています。
- 9回の裏、2アウト満塁で4番打者を迎えるとか胸アツすぎる展開だわ。
この場合は高校野球の甲子園大会にて、奇跡的な巡り合わせがやってきたときに興奮している様子を表しています。
- 個人的に嫌いだった俳優さんが逮捕されるなんて胸アツ。
こういったように、嫌いな人・モノに災難があることを期待するような胸アツもありますが、不謹慎な場合もあるため使用するのは避けた方が好ましいです。
胸熱(胸アツ)の類義語
胸熱(胸アツ)の類義語は、「胸が熱くなる」「胸が高鳴る」「期待する」などが挙げられます。
SNSの普及によって匿名掲示板の全盛期と比べると「胸アツ」の使用頻度は少なくなりましたが、世代を超えたネットスラングになりつつあるため、覚えておくと良いでしょう。