「特大ブーメラン刺さってる」「壮大なブーメラン」「ブーメラン乙」のように会話の中で使われる「ブーメラン」という表現をご存知でしょうか。
ネット上やSNSにおいても多用される言葉なので、覚えておくといいでしょう。
「ブーメラン」の意味や使い方・例文を説明していきます。
「ブーメラン」とは
ここで説明する「ブーメラン」は、会話の中で使われる言葉です。
もともとは「投げたら一周して自分の元に帰ってくる武器」としてのブーメランが語源となっていますが、相手の発言の矛盾を指摘したり、相手を煽ったりするときに使われるネットスラングでした。
ですが現在はSNSにおいても当たり前のように使われて言葉です。
「ブーメラン」の意味
「ブーメラン」とは、自分で言ったことが再び自分に返ってくる、という意味です。「過去の言動と矛盾している」とも言い換えられます。たとえば「ニートは働け」と書き込みをした本人がニートであったと判明した場合、他のユーザーは「壮大なブーメラン」とその書き込みをした人を批難します。元々は2ch発祥で相手を批難するときに使われるネットスラングでした。
特大ブーメラン刺さってる
「特大ブーメラン刺さってる」とは、自分で言ったことが自分に返ってきて大きなダメージを受けているようすを面白おかしく表現しています。
たとえば、1年前に「不動産投資をする人は大嫌い。信じられない」と発言をしていたにも関わらず、現在は不動産投資をしまくり「不動産投資をしないとかありえないわ」と過去と矛盾した発言をしていたことがわかると、他の人から「特大ブーメラン刺さってる」と揶揄されます。
ブーメラン乙
「ブーメラン乙」とは、自分の発言が自分に返ってきていることに気が付いていない人に対して使われる、煽り文句のようなものです。
たとえば、政治家Aが「汚職は絶対に許しません」と他の議員Bの汚職を批難していたのに、後に政治家Aの汚職が判明すると、世間からは「ブーメラン乙」というコメントが多数されます。
「ブーメラン」を使った例文
- 「私は絶対に恋愛しません」と宣言していたアイドルの熱愛が報道され、ファンたちは「ブーメラン乙」とコメントをする。
- 国会にて、いつもヤジを飛ばしていた議員Aが「ヤジを飛ばすな」と他の議員を注意している。しかし「あなたもヤジを飛ばしていたでしょ!」と議員Aが追及されているようすを見て、「特大ブーメラン刺さってんな」と思った。
- 3年前に「まだ会社で働いているの?」とサラリーマンを批難していたフリーランスが、「良い会社に就職しよう」と言いだした姿を見て「3年越しの壮大なブーメランだな」と感じた。
「ブーメラン」の類義語
「ブーメラン」と同じような意味を持つ類義語には「自分のことを棚に上げる」「人のこと言えない」「矛盾している」など、その人の言動が一致していないようすを表す言葉が挙げられます。