映画の内容に対して使われる「逆詐欺映画」という言葉をご存知でしょうか?
「あの映画は逆詐欺映画だった」と見た後の感想的に使われる言葉ですが、「逆詐欺映画」の意味や使い方・例文・類義語を説明していきます。
「逆詐欺映画」とは?
逆詐欺映画は「ぎゃくさぎえいが」と読みます。「詐欺」という文字がついているため悪いことのように思えますが、ポジティブな意味としても使われる言葉です。主にツイッターなどSNSで話題になることが多いです。
映画に対してのみ使われる表現ですが、「逆詐欺映画」の意味をみていきましょう。
「逆詐欺映画」の意味
逆詐欺映画(ぎゃくさぎえいが)とは、キャラクターの見た目やタイトルなどから予想できる内容とは真逆の内容の映画という意味であり、そうしたギャップのある映画を称える場合に使われる褒め言葉でもあります。逆詐欺=良い意味・悪い意味で騙されたということです。
たとえば、子供向けのほのぼの映画だと思って見てみると、ストーリーや構成が大人向けの深いテーマを含んでいる感動モノの映画だった場合に、「あれは逆詐欺映画だった」というような高評価をつけられます。
ほとんどは良い評価としてつけられますが、「子供向けの可愛らしい映画だと思ったらただのホラー映画だった」という場合にも逆詐欺映画と評されます。
映画を見た後に「逆詐欺映画だった」と判明しネット上や口コミで話題になるため、劇場公開後に急激な人気を得るパターンが多くみられます。
逆詐欺映画の使い方と例文
- クレヨンしんちゃんの映画には、いつもの作風からは考えられない大人まで感動できる逆詐欺映画が多い。
クレヨンしんちゃんは子供が楽しめるアニメですが、劇場版となると1つひとつの映画に深いテーマが描かれているため、大人まで涙するような逆詐欺映画だといわれることがあります。
- 2019年公開の「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつの子」はその見た目から想像できない内容の逆詐欺映画だと評判になった。
- 小さい子供と一緒に見れるような映画だと思ったら、鬱々とした雰囲気が終始流れている逆詐欺映画だった。
逆詐欺映画の類義語
逆詐欺映画の類義語としては、「予想もつかない」「予想の斜め上を行く」「どんでん返し」など思っていたものとは違う結果になることを表す言葉が挙げられます。
また逆詐欺映画には名作も多いことから、逆詐欺映画=名作と捉えることも可能です。