匿名掲示板や個人ブログなどで目にする「踏み逃げ」とは?いったどういった行為のことを指すのでしょうか?
「踏み逃げ」の意味や正しい使い方・例文をわかりやすく説明します。
「踏み逃げ」とは?
踏み逃げという言葉は、「ふみにげ」と読み主にネット上で使われる言葉です。2chや個人ブログなどで使用されていましたが、現在個人のブログで使っている人は少なく、主に2ch・5chの匿名掲示板で使われています。
次では「踏み逃げ」の意味を説明していきましょう。
「踏み逃げ」の意味
踏み逃げ(ふみにげ)とは、例えば匿名掲示板で950番目にコメントしたユーザーが次のスレッドを立てない、またはアクセスカウンターのあるブログでキリ番を踏んだのにブログの管理者に報告しないなどの、特定の番号を踏んだにも関わらずスレッドを立てない・報告をしないといったネット上の行為を意味しています。
2chなど匿名掲示板の場合
2chなど匿名掲示板においては、950番目にレス(書き込み)をした人が次のスレッドを立てる、という独自のルールがあったり、「>>次スレは800が立てる」というように次のスレッドを誰が立てるのかをレスの順番で決めるという文化があります。決められたレスを踏んでも次のスレッドを立てないことを「踏み逃げ」と呼んでいます。コメントをしてすぐに掲示板を離れる人もいるため、「踏み逃げ」する人が全て意図的にやっているわけではありません。
個人サイトの場合
また個人ブログにおいては、訪問したユーザーが「自分が何番目に訪問したのか」がわかるようアクセスカウンターを設置しているサイトもあり、「キリ番を踏んだ人は管理人に報告してください」といったそのサイト独自のルールを設けているところもありました。
たとえば自分が「9999番目」の訪問者だった場合、コメントや報告をせずにそのままサイトから離脱することを「踏み逃げ」といっていました。
キリ番を踏んで管理人に報告すると何があるのか?ですが、中には景品を贈る人やお祝いのメッセージを贈るなど管理人によって特色があり、そのサイトによって特典は異なっていました。勝手にサイト側が設けている独自ルールのため、仮に無視しても何か罰則があるわけではありませんが、「踏み逃げ禁止」を掲げているサイトもありました。
ですがこうした文化自体が個人ブログ・サイトでは廃れているため、現在では「踏み逃げ禁止」を掲げるサイトはほとんどありません。
踏み逃げの使い方と例文
- 勢いのあるスレにて踏み逃げされたので、次スレが乱立してしまい板の住人が分散してしまった。
- 踏み逃げ禁止を掲げる個人サイトを発見した。でも2008年以降は更新をストップしているため、時代の流れを感じてしんみりした。
- 地面に落ちているものを踏んで逃げる行為は「踏み逃げ」とは言わない。
踏み逃げの類義語
「踏み逃げ」の類義語としては、「読み逃げ」が挙げられます。
どちらも衰退しつつあるネット文化ですが、踏み逃げという言葉は匿名掲示板が続く限りは使われるのだと思います。