「爪を切りすぎちゃった。ぴえん」「食べ過ぎた。ピエン」のように使われる「ぴえん」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
主にインスタグラムをはじめとしたSNSにて使われる言葉であり、学生など若い女性ユーザーに使われる言葉ですので覚えておきましょう。
「ぴえん(ピエン)」の意味や使い方・例文・類義語を説明します。
「ぴえん」とは
「ぴえん」はカタカナで「ピエン」とも表記され、日常会話ではなくSNSにて多用される言葉です。2019年に女子高生を始めとして若い女性の間で多く使われるようになり、2019年度の「JC・JK流行語大賞」の1位に輝いた言葉です。
通常は語尾に「~だった。ぴえん」のようにつけられることが多く、男性ユーザーよりも女性ユーザーが圧倒的に多く使う言葉です。「ぴえん」の後に泣いている絵文字をつけて使っているのも頻繁にみられる言葉です。
その意味をみていきましょう。
「ぴえん」の意味
「ぴえん」とは、辛い、苦しい、悲しいといった意味があり、これらをソフトに表現するための言葉です。感動したときにも「ぴえん」が使われることがあります。日常会話では使われず、SNSやネットにおいてのみ使用され、「ぴえん」を使っている多くは若い女性ユーザーです。
心が「泣いている」ことから「ぴえん」と表現されるようになり、泣いている顔文字と一緒に使われる傾向にありますが、本当に泣くほど辛い場合には使われず、「ちょっと辛い」「ちょっと悲しい」「ちょっと嬉しい」といったライトな感情を表すときに使われるのが特徴です。
ただ女性の間では、「ぴえん」という表現を使っているユーザーを嫌っている人もいるため、使う際には注意が必要です。
「ぴえん」のインスタグラムの使い方
インスタグラムではちょっと悲しいできごとや、嬉しいことを投稿する際に「#ぴえん」のようにハッシュタグをつけて投稿されます。
文中で語尾に「ぴえん」をつけるよりもハッシュタグのほうを好むユーザーもいますが、どちらが間違っているということはなく、どちらも正しい使い方です。
「ぴえん」を使った例文
「ぴえん」の使い方を例文でみてみましょう。
- 昨日食べすぎちゃったから体重が増えてた。どうしよう。ぴえん
- ずっと好きだったアイドルのライブに当選した!嬉しすぎる。ぴえん
- 試験で赤点とっちゃった。明日から補講とか辛すぎ。ぴえん
- 「ぴえん」を使っているユーザーを目の敵にする人もいる。
「ぴえん」の類義語
「ぴえん」と同じような意味を持つ類義語には、「ぴえん」の最上級である「ぱおん」、そして「ひひん」「辛い」「悲しい」「嬉しい」など喜怒哀楽の「喜」「哀」を表す言葉があります。
「ぴえん」を使っているからといって本当に悲しんでいるわけではなく、特に意味もなく使っているユーザーもいるため、その意味についてあまり深く考える必要はありません。