「楽しみすぎる!ひひん」「ぴえん越してひひん」のように使われる「ひひん」という若者言葉をご存じでしょうか?
女子高生の間でTwitterやインスタグラムなどのSNS上にてよく使われている言葉です。
なかなか意味を理解しにくいと思うので、この記事でしっかりと理解しておきましょう。
「ひひん」の意味や使い方、例文、類義語を説明していきます。
「ひひん」とは
「ひひん」は2020年代に入ってから、主に女子高生や女子中学生などの間で使われるようになった若者言葉です。
「ひひん」というと「ヒヒーン」という鳴き声でおなじみの「馬」を連想しますが、言葉の由来について「ひひん」と「馬の鳴き声」はあながち遠い関係ではありません。
カタカナで「ヒヒン」と表記されることもありますが、ひらがな表記で「ひひん」のように使用されることが一般的です。
「ひひん」の意味
「ひひん」とは、わくわくしている・楽しみであるといったように気持ちが高ぶっている、興奮している様子を指す言葉です。末尾に馬の絵文字をつけて使用されることもあります。「ライブが楽しみ!ひひん」のように文章の最後に「ひひん」を添えて文を締めくくるのが一般的な使われ方です。
「ひひん」は本来「楽しみである」という意味ですが、それと同時に「悲しい」という意味の「ぴえん」と同じ使われ方もしています。
そのため「ぴえん超してひひん」のように「ひひん=ぴえんよりもさらに悲しい」という意味合いで使用する人もおり、また何の脈絡もなくゴロが良いからという理由で「ひひん」を乱発する若者もいます。
インスタにおいてはハッシュタグをつけて「#ひひん」の形で楽しかった思い出の写真を投稿するユーザーもいる一方で、「食べすぎた」という後悔の念を表すために「#ひひん」のタグをつける場合もあります。
なので「ひひん」を使用する場合、特にこれといった定義は存在せず、ユーザーによってニュアンスが微妙に異なるというのが特徴的です。
「ひひん」の元ネタ 誰がいつごろから使い始めたのか
「ひひん」は、2019年より大流行した「ぴえん」よりも後に登場した言葉です。
主に使用されはじめた時期は2020年の初めごろですが、「明確に誰が使い始めたのか」ということに関しては不明です。
芸能人ではなく一般人の間で使用されはじめ、それがSNS上で広がり全国各地の女子高生や女子中学生の間に広がったと思われます。
元ネタは「ヒヒーン」という馬の鳴き声であり、そこから派生して「気持ちが高ぶっている=わくわく、楽しみ」という意味の若者言葉として愛用されるようになりました。
「ひひん」の使い方と例文
「ひひん」の具体的な使い方と例文をみてみましょう。
- 大好きなアイドルのライブチケットが当選した!今から楽しみすぎて眠れない。ひひん。
- 明日テレビに〇〇くん出演するんだって!絶対に録画しとかないと!ひひん!
- 花粉症の季節は辛すぎる…ひひん。
楽しみにしていること以外でも「辛い」「悲しい」といった場合に「ひひん」が使用されることもあるので覚えておくといいでしょう。
「ひひん」の類義語
「ひひん」と同じような意味を持つ類義語には、「わくわくする」「楽しみ」「興奮する」の他に、悲しいという意味の「ぴえん」「ぱおん」もあります。
こちらの言葉も若者の間でよく使われるため、覚えておきましょう。