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「練る」「煉る」の違いとは?意味や使い方を説明

「練る」「煉る」の違いとは?意味や使い方を説明 言葉の違い
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「練る」「煉る」はどちらも同じ「ねる」と発音しますが、「作戦をねる」「餡をねる」という場合にはどちらの「ねる」を使えばいいのかわかりにくいですよね。

「練る」「煉る」の意味や使い方・例文をそれぞれわかりやすく説明していきます。

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「練る」とは?意味

練る(ねる)とは、より良い物にするために考えたり内容を濃くすること、また技術を磨き経験を積むという意味があります。糸を煮て柔らかくする場合にも「練る」と表現します。

1つ目の意味では、「作戦を練る」「計画を練る」という意味で何度も修正して内容をよりいい物にするということです。

2つ目の場合は、「我が家に伝わる秘技を練る」のようにその技や技術をより磨くことを指します。

正しい使い方と例文

  • 絶対に失敗できないプロジェクトだ。何度も練った案なので、必ず成功するはずだ。
  • 告白を成功させるための作戦はこうだ。何人もの人たちの助けを得て練った作戦なので、間違いはないだろう。
  • 代々受け継がれてきた我が家の秘技を練り、誰にも負けないような技を完成させる。

「煉る」とは?意味

煉る(ねる)とは、物質に熱を加えてさらにこねて固める、という意味です。例えば、お餅やどら焼きに入れる餡(あん)などを作る際には「煉る」という表現が使われます。

正しい使い方と例文

  • 大正から続く超老舗のどら焼き屋さんの餡は、煉り方にも独特なこだわりがあるそうだ。教えてはくれなかったけど。

「練る」と「煉る」の違い

「練る」と「煉る」の違いを表で見ると
練る煉る
意味内容を何度も修正してより良くすること
技や経験を積むこと
熱を加えてこねること
例文計画を練る餡を煉る

「練る」は幅広い表現方法がありますが、対する「煉る」は意味が限定的なため、日常生活で使う頻度の多いのは「練る」という言葉になります。

両者の違いをわかったうえで言葉を使うようにしましょう。