「人の話に首を突っ込む」「危ない事件に顔を突っ込む」のように使われる「首を突っ込む」と「顔を突っ込む」という表現ですが、その意味を正しく理解できているでしょうか?
元々存在しない誤った表現を知らないうちに使っていることもあります。
「首を突っ込む」と「顔を突っ込む」の違いや意味・例文を説明していきましょう。
「首を突っ込む」とは?意味
首を突っ込む(くびをつっこむ)とは、興味があってその話題や出来事に関わること、という意味です。
「彼はすぐに投資の話題に首を突っ込みたがる」という場合には、彼が投資の話に興味があってその話題に入ろうとする、という意味です。
「事件に首を突っ込む」とは、事件について関心を持っており、そのことについて調査したりと様々な形でアプローチをしているということになります。
首を突っ込むの例文
- 彼女は恋愛の話を聞きつけるとすぐに首を突っ込みたがる。彼女の前でプライベートの話題はしないほうが良いかもしれない。
- 事件となれば何にでも首を突っ込む癖を改めたほうがいいぞ。
首を突っ込むの類義語
首を突っ込むの類義語には、「詮索する」「調べる」「深入りする」「調査する」「頭を突っ込む」「関与する」「参加する」などが挙げられます。
「顔を突っ込む」とは?意味
「お風呂の湯に顔を突っ込む」というように、何かの中に顔を入れるという意味であれば間違いではありませんが、「首を突っ込む」と同じ意味として使っているならばそれは誤りです。関わるという意味での「顔を突っ込む」という表現は存在しません。
顔を突っ込むという表現は誤り
ですが、首を突っ込むという意味で「顔を突っ込む」を使う人もいるため、この表現を使う人が増えれば正式な使い方として認定される可能性もあります。
「首を突っ込む」と「顔を突っ込む」の違い
「首を突っ込む」は話題や出来事に関わるという意味ですが、「顔を突っ込む」は何かの中に顔を入れるという意味になるので、その違いは明確です。
間違えて使っていたならば、この違いを理解したうえで正しく使うようにしましょうね。