「計画が白紙になる」「婚約が白紙になる」のように使われる「白紙になる」という言葉にはいったいどういった意味があるのでしょうか?
日常会話でも使えるように、その意味をしっかりと理解しておきましょう。
「白紙になる」の意味や使い方・例文・類義語を説明していきます。
「白紙になる」とは?
「白紙になる」は「はくしになる」と読みます。
使われ方としては「計画が白紙になる」のように使われ、ビジネスや政治の場において多用される表現です。
文字通り「白い紙になる」というところからも意味が連想できそうですが、より正しい意味を理解しておきましょう。
「白紙になる」の意味
白紙になる(はくしになる)とは、進んでいた計画・約束などの事柄が元の状態に戻る、という意味です。白紙=真っ白な紙なので、何も書かれていない真っ白な紙の状態に戻る、ということです。「白紙に戻す」「白紙に返す」「白紙撤回(はくしてっかい)」も同じ意味です。
「プロジェクトが白紙になる」とは、ある程度の段階まで進んでいたプロジェクトが0(ゼロ)の状態、つまり始まる前の状態になるということです。こういったビジネスシーンにおいて使用頻度の高い言葉でもあります。
「婚約が白紙になる」とは、プロポーズを経て婚約までしていたのに、その約束が破棄されて婚約する前の状態に戻る、という意味です。
「白紙になる」=「破棄される」という場合で使う人もいますが、「白紙になる」は元の状態に戻ることを指すため、その事柄が再スタートする可能性もあるというニュアンスが含まれています。
白紙になるの使い方と例文
- 転職活動が上手くいって内定をもらえたのに、どういうわけか白紙にされて絶望した。
- 新しい部屋を借りる手続きをしていたが、気になっていた物件が他の人に先を越されて契約が白紙になる。
- 明日は友達と遊ぶ予定だったのに、ドタキャンされて予定が白紙になった。暇だからU-NEXTでも見ようかな。
- 利益を確保できそうになくなったため、〇〇銀行への融資計画を白紙にした。
白紙になるの類義語
「白紙になる」の類義語には、「白紙に戻る」「白紙に戻す」「白紙撤回」「白紙に返す」「失敗する」「破棄する・される」という言葉が挙げられます。
白紙になるの対義語
「白紙になる」の対義語には、「完成する」「完結する」「成功する」などその事柄が最後まで進んだ様子を表す言葉があります。
「白紙になる」という表現はテレビや日常生活でもよく耳にする言葉なので、しっかりとその意味を覚えておきましょう。